神戸・垂水 こども編集部

神戸市垂水区塩屋町4-10-14 シオヤチョコレート2F

〈大人サポーター〉なおちゃん

「こども編集部」を支えるおとなたち。Vol.4は、独身時代に世界を旅し、3児の母となった今も“旅するように生きる”マインドを大切にする、イラストレーターの<なお>ちゃんです。

 

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今この時を、旅するように生きる

 

こどもの頃から一人で行動することが苦ではなく、周りに合わせて行動するよりは、自分が面白いと思うところに飛びついていく性格。大学時代は「(講義に)来ない人」と周りに認識されていました(笑)。バイト終わりに突然「今から終電に乗って行けるところまで行ってみよう」と思い立ち、大阪から和歌山の果てまで行ってみたり。沖縄の八重山諸島を旅したときは、離島なのに帰りのフェリーの時間を調べておらず帰れなくなり、そのまま島でバーを経営する知らない人の家に一週間、皿洗いをしながら泊めてもらったり。「地球はほんとに丸いのか?」を確かめに、世界一周の船旅も経験しました。

 

旅をしていると「今しかないこの時を、生きてるな」ってすごく実感できるでしょう? 旅を終えて家に帰ってくると、ホッとする反面、なぜか残念な気持ちになる。それを繰り返すうちに、はっと気づいたんです。「普通の日常を、旅するように生きてないからだ」。別に旅に出なくても、楽しいと思うことにアンテナを張り、何にでも新鮮さを感じる心があれば、旅するように生きることはできるはず。3児の母になって以前のようにフラッとどこかへ行くことはできなくなったけれど、その思いは今も私のベースになっています。

 

自分の目で見て、世界を知ってと伝えたい

 

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大学卒業後はホテルに就職したのだけれど、そのときも、普通の手順を踏んでいません(笑)。自分が旅行中に泊まったホテルで、ホスピタリティにすごく感動したので、帰ってからラブレターを書いたんです。「感動する側から、今度は感動させる側になりたい。働かせて下さい!」。そしたら採用してもらえました。今考えたら無謀にも思えるけど、素直に自分の心を伝えたから伝わったんだなと。

 

今の小学生以上のこども達は人に同調しようとしすぎて、窮屈でかわいそうだなと思うことがあります。人に合わせようとしすぎると、喜びや悲しみ、悔しさといった“自分の感情”に鈍くなる。判断基準が「人」になってしまうから、自分に自信が持てなくてつらくなったり。

 

こどもって生まれながらに優しくて、尊いものを持っている。だからこそ、人を動かす力があるんじゃないかと思う。大人はこどもが思うより、万能じゃないし偉くない。むしろこども達の方がリスペクトされるべき存在なんだよ、ということに気づいてほしい。こども編集部に集まってくれるこども

達には、自分たちの作ったものが人に届く、という体験を通して、そんなことを伝えていきたいなと思っています。そして、「こどもと生きることは、未来を生きること」。私たち大人も、こども達と過ごす時間を大切に味わいたい。

 

最後に…私の好きな言葉に、スペイン語で「Viva la Vida(ヴィヴァ・ラ・ヴィダ)」という言葉があります。「自分の人生を生き尽くせ」というような意味。こども達には、もしチャンスがあれば将来、世界に出てその目で世界を見てほしい。外に出て初めて、日本の良いところも、悪いところも分かるから。たくさんの可能性を持ったこども達を、これから応援していきたいと思います。